その声は かぁ
藤鈴呼

あのね って 声が 響いた
振り向いたら 誰も 居ない

ここまでは 良く有る話
ここからが 良く効く話

だけど 良く聴ける話では無いの

耳を 欹てても
そこいらじゅう 凝視しても

見えないんだから
撃ちようのない 銃なんです

三銃士が 居たならな
三十四になって
一度も 読んだことが 無いまま

呟いた日々は
更に 三つほど 遠いんです

十 数えたら
十の鴉が 鳴きますか

その声は やはり
かぁ なのでしょうか

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自由詩 その声は かぁ Copyright 藤鈴呼 2013-02-14 23:57:19
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