影踏み
日下日和

ひとが愛した草花の名前を手帖に書き留めて、日記にしましょう

ああ、憐憫というものは

秋の日の袖口に風があたり空がやたらに高く仰ぎひとがいつまでも遠くにいてぼんやりとした輪郭をにじませているように

短い、とても短い恋がありました
咄嗟のことでしたのであやうく気づかないところでした


自由詩 影踏み Copyright 日下日和 2004-12-23 00:18:38
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