肌色の世界
番田 


あのAV女優に会うことはできないけれど
とても あの子は 素敵だった
彼女が決めた 人生が
今日もたくさんの男を熱狂させているのだろう


とても それは 素敵なことだった
彼女は映像を通してすべてを僕らにくれたわけだった
演技するテレビの中の彼女を見ていた
奇跡のようにもすべてが思えた それは それとも
彼女に与えられた運命だったのだろうか


詩に書いたようなブルーレイを通して 朝が来るまで
昨日もぼんやりと いつまでも 彼女を見ていた
わからないけれど リアルに見えるんだろうか 超繊細な画像だが  
映画館で表現するものとはそれは違うのだろうか



自由詩 肌色の世界 Copyright 番田  2013-02-03 01:58:16
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