悪魔=暇人
世江











私が優しさを消して数日、
悪魔は暇人と化した。


無機質な音で奏でられる穢れた音色が、
熱を帯びない錆びた凶器達が、
薄く開かれた隙間から、
ひっきりなしに吐き出される。


それを、右から左へと流すでもなく、
立ち入ることさえも許さない私のモノは、
この世のものとは思えないくらい、
秀でているのだろうか…(苦笑)?



そこまでして、
私に相手をして欲しいのか?
好意があるのか…?(苦笑)
そうだとしたら、尚更構わないで欲しい。





嫌いだ。


たかが暇人のために、
大切なものを失うのは、勘弁。
来世でも嫌だ。


無礼にも程があるだろう。

構って欲しくて糸引いてみたけど、
振り向かないが故、
先の尖った刃物で傷付けよう。だなんて…



狂っているじゃないか。






人間とは、
こんなにも愚かなモノなのか……












誰に聞けば、答えは出るのだろう。














友人?
それとも、学校や塾の先生?















肉親?



















いや、神様か?
































下らない…(苦笑)








それこそ馬鹿げてる。




自由詩 悪魔=暇人 Copyright 世江 2013-01-25 11:34:48
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