君は、悪魔
世江






今日は、悪魔が乗ってきた。
昨日までの天使が嘘みたいだ。
どうしてだろう?
どうして、
こんなにも神様は意地悪なのだろう。









苦しいのに。





同じ空間にいることが、
苦痛でしかないのに。
それを分かっていながら、
何故に、神様はここに呼ぶのだろう。
伝わらない思いと重なる願いが、大きすぎたのか?




いや、こんなに小さなことさえも…
叶えられなくなるほど、弱ってしまったのか





現実を見ることが、
こんなにも辛かったことはない。
いつだって、向かい合ってきたから。
数えきれないくらい多くの悲しみ背負って、それでも負けなかった。
もう、崩れたけど。
何もかも、崩壊だよ(笑)




木っ端微塵。






音楽プレーヤーの音量を最大まで上げて、
貴方の声を聞かないようにする。
でも、どんなことをしても、届いちゃうの。負けてる。
それが嫌なんだ。




どんなことをしてでも、
逃げ切りたいの。





自由詩 君は、悪魔 Copyright 世江 2013-01-23 19:08:30
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