一途な貴男に、捧ぐ詩。
世江







どうしようもないくらい苛立って、
君を傷付けること、数知れず。


抑えようと思う気持ちとは裏腹に、
いざ君を前にすると、
思ってもない辛辣な凶器ばかりが口を次ぐ。

目前で涙を流す君からは、
本当に僕の事を好きでいてくれているのが、痛いぐらいに伝わってるはずなのに。



でも、
………だから、余計かもしれない。
小さな事で勘違いし、腹が立つ。
君の、日常何気なくしていることが、
気になってしょうがないんだ。


縛り付けたい訳じゃない。
ただ、僕だけを見ていて欲しいんだ…。
これは、我が儘なのか……?





そうだ。と言うなら、
僕も、君の我が儘を、一つ聞こう。



そうしたら、
僕と君の我が儘は二人だけの約束に変わる。
























言い方を換えるなら、こうだろう。






君の気持ちと僕の想い。



二つを結ぶ、一つの架け橋。






自由詩 一途な貴男に、捧ぐ詩。 Copyright 世江 2013-01-23 19:05:17
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