ゆうぐれの音
朧月

ゆうぐれに向かってはしっている
かえっているのに
だんだん離れてゆくようで

君がならすおんがく
私のみみをこじあけて
はいるよ乱暴にむねのなか
せつなさをきざんでる

なにか後悔させられている
だれもがゆうやけに

自然のふりをしてそらから
省みろといわれてる

昨日と明日がつながる
このいまをあるけば
あやまちという名の橋をまた
渡らずにはすすめない

君がならすおんがくはいつまでも
むねにながれてゆく


自由詩 ゆうぐれの音 Copyright 朧月 2013-01-20 18:42:58
notebook Home 戻る