ぼんやり
梓ゆい

終電車は、とうに出てしまった。。

街頭に照らされた住宅街の公園で

ぽつんと待ち続けている。
○缶コーヒーが、いつもより暖かい。。
○パトロールの警官と、目が合う。。

「待つ」と言う行動に執念を見る最中

徳川家康の人生が頭を過る。

(制作進行は、待つのも仕事。。)

ぽつん
ぽつん
ぽつん・ぽつん・ぽつん・ぽつん



「掌に吐く息でさえも、焚き火の様に暖かい。。」


自由詩 ぼんやり Copyright 梓ゆい 2013-01-18 21:13:46
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