レイドバック
梅昆布茶

音楽用語だろうが
ゆるさとかのんびりとといった意味らしい

わざとリズムをはずすこと
あえてちょっと遅れる

もたもたでもないしとんがり過ぎもしない

ドラムの神様とと言われるスティーブガッドという人に言わせれば
それは自分に気づくこと自分を知ることらしい
極論すればそれは仏教の悟りと同義だと

技術を追求しすぎてときにドラマーのリズムは走りすぎる
それに気づいてコントロールすることで
微妙なレイドバック感が実現されるらしい

よくスポーツ選手がレギュラーをはずされて
観客席で試合全体を見ることに気がついたという例もある


僕が最近めっけたぶんようという凄い人のブログで
Twitterかもしれないが

ちょっとニュアンスは違うかもしれないが
信用できる人とは同時に嘘もつける人だという

多分それは自分の嘘に気づく人が
本当に誠実になれるという事だと理解している

またシュールであることは
ありそうもないことをいかにもあるように見せる
その微妙な境目を意識化することらしい

そしてそれは創造のコツでもあると

ぼくはこれを人生論でもあるし詩論でもあると思った

これこそがレイドバックだとも思っている







自由詩 レイドバック Copyright 梅昆布茶 2013-01-18 06:26:41
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