償い
ジュリエット




古い傷が開いて
小さな言葉ひとつひとつが蝕んで
古い傷の中に新しい傷を刻み付けていく

涙がゆっくり時間をかけて
傷を癒していっても
僕の罪は
消えることは無いんだ

傷は増えていっても
罪は消えなくても
僕は君のことを
一生かけて守り続ける

それが僕の
せめてもの償いです





自由詩 償い Copyright ジュリエット 2013-01-05 00:43:53
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