ラヴレター(即興)
e R i

おかえりなさい。

アナタに逢いたくて、青空を塗り替えてしまったほど。
ずっと、ずっと待っていました。

アナタの好きなものをひとつひとつゆっくりと並べて。
順番に恋をしていくということに明け暮れてしまうほど。
ずっと、ずっと繰り返していました。

アナタの遺言のような詩を眺めるだけ。
それだけのことに半日を見失ってしまうほど。
ずっと、ずっと見ていたかったのに。

おかえりなさい。

涙が流れてしまうほど。
ずっと、ずっとこの言葉の言える日をまち望んでいました。


自由詩 ラヴレター(即興) Copyright e R i 2004-12-20 22:58:40
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