冬
seniri
電飾に縁どられた
人と人のあいだ
影の中の瞬き
流れる
動きは不確か
いつの間にか
呑み込まれてしまった
音は聞こえないで
吐く息の白さを
見ていた
自由詩
冬
Copyright
seniri
2012-12-24 01:38:51