自由とあした
朧月

私は自由です
とわざわざ言ってしまうのは
自由になりたがっている時
ほんとうの自由はなんだろう
探している
そのために生きている
それは言い過ぎている
でもそれでもいい

冬にねむるとき
多少のあこがれが
わいてくる夜には
やっぱり眠るのがこわい

終わりはどこで
はじまりはどこか
知りたいけど
知らないままでいい
それもほんとう

明日はきますか
必ず
きますか
小さな子がきく
まっすぐに
きいてくる

あなたはこたえますか
こたえられますか
その資格はありますか
あなたにはありますか



自由詩 自由とあした Copyright 朧月 2012-12-11 19:16:28
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