旅
信天翁
としつきのいとおしさに溺れるまま
カレンダーは残り一枚となった
まるでおらの余命のようだ
老いのうわべと衰えのもとでは
ターミナルへの興味は傍観に等しい
乗り継ぎ駅には関心がそそがれたのに
そして パノラマにはもう風がない
夕映えの光を探しすぎた為か
あゝ おらのシルエットには歪みがひどい
自由詩
旅
Copyright
信天翁
2012-12-09 19:56:02
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