小さな愛
キダタカシ

イルミネーションに着飾った
賑やかな街をぬけて
ヒンヤリ静まり返った冬夜の住宅街を
君と僕は二人きり
ふざけあいながら歩いてる


頬に突き刺す冷たい風に視界の街灯が滲むけど

僕の心はポカポカしてて
とってもとっても楽しいんだ


自動販売機で一つ
酔い覚しに買う
君の為のあったかい缶コーヒー


君は「ありがと」って言って、天使のような笑顔をくれる


僕のどんな小さな愛も、いつも喜んで受けとってくれる君



いえいえ
こちらこそありがとう



自由詩 小さな愛 Copyright キダタカシ 2012-12-07 12:24:58
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