宇宙人のしわぶき(七)
信天翁

庭木の虚空を指さす
  その たくましさに見惚れたとき
リグレットは にびいろの反芻に苛まれる
  そうして カルマが ルーズな演出を始める

「風」が立ち 「時」を騒がせている 
  「光」は居座って 「空」を狂わせている  

そのなかで・・・・ 
  永劫の断片を拾いだそうとしても
雑多な邪念が とぐろを巻きだしているのだ 
  鎮守の森の キジバトの
     グロテスクな唸りと共に           


自由詩 宇宙人のしわぶき(七) Copyright 信天翁 2012-11-30 19:50:30
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