雨の雫
朧月

また 続きの雨だ

あのときからの
泣いてからの
決意してからの
理不尽に震えてからの
続きの雨だ

雨がふる

足元が
かたまるために必要だと
教わったけど冷たいね
雨は
いろいろと含みすぎている

肩がずっしりと重くなる
あの子の肩も

ふるりとひとふるい

いってらっしゃい
心でつぶやいた

続く雨は明日へむかう


自由詩 雨の雫 Copyright 朧月 2012-11-26 10:58:55
notebook Home 戻る  過去 未来