叫ぶべきとき
HAL

だれかが生と死の狭間にいるときには
そのひとの肌を触ること

手を握りしめながら
声を出しつづけること

戻って来いと
この世に戻って来いと
大声で耳元で叫びつづけること

それが去ろうか去るまいかと迷ういのちに
ひとができる最善のこと


自由詩 叫ぶべきとき Copyright HAL 2012-11-19 09:10:55
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