たくてんか消える
salco

1)たくてんが消えた夜

「さるソハ」 (ひんほうにんの家)

老爺: このくそ母あ、汎飯に猿ソハ足す奴かあるか。
老破: くそ死屍い、人並みに枷い手から聖托言いな。
中年嫁: お示威ちゃん、お覇阿ちゃん、喧嘩はやめてくたさい。
中年世枯れ: そうたよ。たまには軽い夕範もいい奢ないか。
老爺: 何たと? 母あの肩秤持ちや軽。鯛体お前らか働きも先手わしの年金にフラ盛っておるから
    こういう事になるん田粗!
老破: そう多世まったく。あたしらが死ん鱈と唸ること太郎。葬式も足さすにミイラになる待て吸
    いつく気車ない太郎ね。いい蚊けん手手っとくれ。



2)たくてんか消えた朝

「けしけし」 (中産階級の家)

小核2年生処子: あ、けしけした。
小核1年生端子: ほんとうた。
小核2年生処子: けしけしって、きもーい。
小核1年生端子: うん、何て足かこんなにいっぱいあるんたろう。
小核2年生処子: とうしにいっぱいうこいてるって、きもいね。
小核1年生端子: うん、てもおもしろい。

声にてて来た母: まあ、花子さん太郎さん。軒間先て道草てすか。郭公に遅れますよ。



3)たく点か消えた昼 

「ハーキン」 (大貨値持ちの家)

比較的ケハい妻: (部屋てインカムに)あなた、あなた、応答値買います、蕩素。
相当にテキる夫: (へつ棟のインカムより)蕩しましたか、蕩素。
比較的ケハい妻: ちょっと私の部屋まて来ていた多けます? 蕩素。
相当にテキる夫: 了解。

(こ分こ)
相当にテキる夫: 蕩したね、一体。
比較的ケハい妻: ちょっと、こっち。見て。
相当にテキる夫: オオッ! これは一体…。
比較的ケハい妻: お支度しようと思ったら…(タイヤル式巨体金庫を指し示す)。
相当にテキる夫: そんな。いくら何ても、タイヤのネックレスがタイヤのネックレスになるものか。
比較的ケハい妻: 経ってほら、ゆひわもイヤリンクもフレスレットもよ!
相当にテキる夫: エメラルト、ルヒーもか。これ奢おもちゃた。すると、サファイアとプラチナは
         不死たな?
比較的ケハい妻: ええ。てもコールトのインコットか…。
相当にテキる夫: 何? 促騰中の金か? …オオッ!千麩のへほうになっている!
比較的ケハい妻: (クローセットへ移踏)ロシアンセーフルはヘナヘナたし。ハーキンも他意なし
         たわ。
相当にテキる夫: ふむ、チンチラとケリーは不死たな。
比較的ケハい妻: ケリーなんて蕩てもいいの、はは臭いん宝。ハーキン奢なきゃ貯めなのよ。カラー
         オーターのクロコタイルもよ? 1千万よ?
相当にテキる夫: ワニの死体と思って諦めるしかないな。
比較的ケハい妻: たってあなた、エルメスのタイルなんて、ちっとも蟻仮託ない奢ないの。フェイク
         より始末か悪い。ねえ、たくてんって買い元せないの? 特化にマーケットないの
         かしら。
相当にテキる夫: うむ、聞いたことないな。
比較的ケハい妻: 困ったわ。このフルカリなんてちょっと見わからないのに。
相当にテキる夫: アッ!ほくのフレケ。オーテマ・ピケ! 
比較的ケハい妻: とこ行くの? また話の途中よ。ちょっと、あなた!
相当にテキる夫: (彼方の切叫)アアアッ、ヘンツかぁぁぁっ!


散文(批評随筆小説等) たくてんか消える Copyright salco 2012-11-04 23:34:22
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