君の噴飯
yamadahifumi


世界の共鳴へと繋がる
ひとくさりのメロディー
乾いた午後が奏でる
干し草の時間
君は全ての電脳を嫌って
自らの脳内世界に飛び込む
そこは観念と観念が溶け合って
幼獣が鎮座している一つの座
その中心に君の手が触れると
君の手は黄金に輝き出す
すると天国でラッパが鳴って
それは僕の耳元にも届く
ところで世界は今赤黒く
それは衰亡期の太陽にも似て
遍くものを黒く濡らす
君は自らの曇りガラス越しにその光景を見て
思わず吹き出した 


自由詩 君の噴飯 Copyright yamadahifumi 2012-11-02 10:21:53
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