師走のベル
朝焼彩茜色

年末へ走る 暖かい太陽とのお別れ
待たなくとも瞬く間に走って来る 最大の節目の結び目

ほどくことの出来ない 毎時耽る刹那の積み重ね

年末に走る 雪が土に馴染むホットココア色
待ちに待たなくとも 綺麗に凛とした顔で迎えに来る新年

抱負の有無にも左右されず 心の墨で願を書する

 暖かい太陽の裏で個個に取り組む アンテナを年末へ向ける
 段取りを登る足音に どこかの国のベルの音

年末へ走る 走り出した 暖かい太陽の裏で取り掛かる
今を仰ぎ 明日を背伸びし 個個の翼で風を轟かす

節目に差し掛かる 思い出の耽りにビターココア
最大限にスタートを切る その段取りの足音をどこかの国のベルの音と

はもらせる リンリンリンリン・・・・・・・・・


自由詩 師走のベル Copyright 朝焼彩茜色 2012-10-31 17:25:53
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