師走のベル
朝焼彩茜色
年末へ走る 暖かい太陽とのお別れ
待たなくとも瞬く間に走って来る 最大の節目の結び目
ほどくことの出来ない 毎時耽る刹那の積み重ね
年末に走る 雪が土に馴染むホットココア色
待ちに待たなくとも 綺麗に凛とした顔で迎えに来る新年
抱負の有無にも左右されず 心の墨で願を書する
暖かい太陽の裏で個個に取り組む アンテナを年末へ向ける
段取りを登る足音に どこかの国のベルの音
年末へ走る 走り出した 暖かい太陽の裏で取り掛かる
今を仰ぎ 明日を背伸びし 個個の翼で風を轟かす
節目に差し掛かる 思い出の耽りにビターココア
最大限にスタートを切る その段取りの足音をどこかの国のベルの音と
はもらせる リンリンリンリン・・・・・・・・・