冬は間近
番田 

タクシーの横切る道を歩きながら
進んでいた 帰り道を のろのろと
茅場町の通りにも冷たい風が吹き荒れていた  
だけど うまくはいかない そう思うほどに
退屈な毎日は続いていくようだった  
自転車をこぎ出した そう思いながらも 
それは 仕方がないことのように思えた 
僕には 一人もいなかった 友達なんて   
それをつくることは僕にはあまりにも難しすぎた 
フランス料理を ひとりで食べたかった


自由詩 冬は間近 Copyright 番田  2012-10-30 03:20:32
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