事件とウイスキーと
アラガイs
物語の主人公で終わるのは当然わたしなのだが
思いもよらず次から次へと脇役に死なれてしまうとは
脚本はやはり書き直すべきだったのだろう。
肉体的に屈強な男だったり
あるいは繊細で我慢強い女だったりと
気性の粗い性質や極端に細い神経
わかりやすい性格だけに早すぎる死はあまりにも短絡的だ。
)水の流れに添うような
死と、もう少しだけ理由を付け加えてみよう。
あるとき飼い慣らされた犬と猫の違い
どちらも脇役には違いないのだが【予知能力】
本人にはこれをどうしても病気で終わらせるという必要性がある。
それには凶器を装いながらも実は自らの首を締める太いロープを隠して持っていた(等々
と)内面は本人のキャラクター次第であるはずの演出に
何故か飲めないはずのウイスキーボトルが部屋に転がっていたという事実は
これがまわりには予想外な出来事でも
わたしにはなんら不思議な結末という訳ではなかった 。