Scheisse!
itaintme83

「瞼の上に何ペニー載せようがあの世は明るくならない」
あの人は言っていた
僕は今瞼の上に眠気を載せてこれを書いている
題名なぞクソ食らえだ
僕は僕のやりたいようにやるだけだ
もっとも現状ではそれすらもできないでいるのだが

「あの頃はよかった」なんて聞くと怖気が走る
あんたは今を否定するのかい?
ありとあらゆるものが生まれ死んでいくこの今という現象を
あんたは否定するのかい?
あるいはそれもありなのかもしれない
あんたがそっちの道を選ぶなら、僕はこっちにするよ

真綿でゆっくりと締められていく意識
意味を持たなくなる音楽
境界線すら曖昧になった視界
僕が触っているのは何だったっけ?
夢の中に沈み込む瞬間にだけそれは見える
いわゆる「人生、宇宙、全ての答え」というやつだ

それは42
それは42
何度聞いたってそれは同じ
僕らは42でしかないんだ

「僕らが本当にするべきことは死ぬことだけなんだ」
あの人は言っていた
僕は42になったら死のうと思う
28じゃ早すぎる
50じゃ遅すぎる
何の解も持たない方程式、それを人生と呼ぶことにする


自由詩 Scheisse! Copyright itaintme83 2012-10-17 16:16:41
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