和田カマリ

一日に関して
使用される時間の箔は
旅人の首筋に降りかかり
その歩みを止める

魅惑される獲得は
馬の口への旅
正しく終了した
多くの古代文明


海岸
通過

クモの生息地
最後の年

蓄積


薄明りの中で立つ
使い尽くされた
亡者の夢

道祖神からのレッスンを
旅人は受けることは無い
空虚のような永遠

倉庫の引き出しにある
竹帽子を高価な値段で
売り渡す3つの村を過ぎる

0を回す熟練の指先が
ヨモギの焼灼器を焚く
古い家のテーブル

方向
花、
いつ

ハト
終了する7番目の夜明け

沸騰させられた月が
気絶の中の光で
清められた夜を得る

時間

幻の中の分離

それがそうである涙は
その胡蝶に過ぎない


自由詩Copyright 和田カマリ 2012-10-15 17:48:54
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