すべてのゼロを忘れる
青土よし




月が夜の網膜の中で失神し、不断の星めぐりによって再生する。



吐き出された映像は子宮の奥深くへ潜り込み、寝具を甘く翻す。



描かれる唇は三つまで、それぞれに老犬・木馬・女給を与える。


自由詩 すべてのゼロを忘れる Copyright 青土よし 2012-09-18 01:58:08
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