つみあげられた炎
草野春心



  精一杯
  わらい疲れたあとはさ、
  窓際にいってごらん?



  夜を徹して
  つみあげられた花が
  ひとときに燃やされてゆくからさ
  空のはじっこに
  なにもしらぬ君の頬に
  生まれたての赤がしがみつくからさ




自由詩 つみあげられた炎 Copyright 草野春心 2012-09-15 20:41:31
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