昔の栄光
ペポパンプ

「ゴローちゃんの時と違って本気なの」
「私は貴方が好きなのよ、どうなのよ!」
「好き好き、私のタイプ」
「友達じゃ嫌だ、恋人でないと。」

昔の事だ。優秀でかっこよく痩せていた。
未来も輝いていた。
話も雑学を沢山持っていて楽しかった。
一人で話していた。

でも今の方が共同生活には向いている。
忍耐強く、話を聞き、怒らなくなった。
言葉を選び、言いたい事を我慢するようになった。
ごめんなさいと謝れるようになった。



自由詩 昔の栄光 Copyright ペポパンプ 2012-09-11 19:25:08
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