天皇制
馬野ミキ


昭和48年生まれなので、それ以前のことは知らない。
十代の頃は、右翼も左翼も政治家も天皇もヤクザも一般人も誰でもそこらを歩いている奴
私は、全部嫌いであった
大人の事情に左右される やつらばっかじゃん。
俺が一番苦しい時に
右翼や左翼や天皇や政治家は
俺を助けない。
なんて思想だろうか



このような
世間知らずなおれも
現在39歳まで生き延びさせてもらっている
仲間が増えるにつれて、大人の事情に関与することも増えた
その影で俺のあほさによって、迷惑をかけてしまった女の子を思い出す
すまん。





韓国の大統領が、天皇陛下について
ぐだぐだ言った時に
胸の中についた火はなんだろか
ここを自分で自分に説明しようとしているところだが難しい
天皇陛下は、人間として楽しい人生をおくれているのかどうかというところにも不安がある
あんなに重要な仕事を、俺と同じような普通の人が
精神的な病、プレッシャーと対峙しながら
それでも責務をまっとうしているのかと思うと
シンデレラに会いにいくみたいに
皇居に
救いだしにいかなくちゃならないのかもしれないと思ったりもするが
仮に
そういう本当にしんどい仕事をしている人が
私はこのまま責務をまっとうするから私を救いにこにくていいよ幹くんと思っているのなら
泣けるというか
そういうこころを
軽々しく扱う奴らは許せない
けれども大久保で焼肉を焼いている人たちや
韓国のアイドルを信じる中学生に罪はないだろう
だとしたら俺はどうしたらいいのか






自由詩 天皇制 Copyright 馬野ミキ 2012-09-04 15:23:48
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