雷師への恩文
朝焼彩茜色

雷師が

 私の為に怒ってくれている

 私は無の病に煩悩を受け

 力を失くした

 雷師

 雷師が

 私の為に怒ってくれている

 表現に 渦 包まる

 感謝の念 届くだろうか

 雷師

 私の心へ 鳴らせ 鳴らせ

 気の澄むまで

  雷師のその心と癒しの響き音
  
  太鼓が連れてゆけない 響き恩

  雷師の現れのその時

  私は待ちもせず思いも寄りかからず

  貴殿の想みを受け継ぐ器も忘れ

  日々に巻き込まれ邪の牙を

  巻き散らしていた

  涙すら動かず 苦しかった

  心が呼吸に及ばず

  打ち舌に下された静寂弱まり

  雷師の現われを

  有り難く想う


自由詩 雷師への恩文 Copyright 朝焼彩茜色 2012-09-04 12:42:27
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