気泡
ジュリエット




水に浮かぶ気泡は

儚い恋心のように

儚い命のように


生まれては消え

近づいては離れ

漂っては弾け

消えては生まれる



なんのために生きるの

なんのために生まれたの

あなたはだれ

わたしはだれ


その答えを探すため


小さな愛を知るため



あなたのその命も

わたしのこの命も


あの気泡のように儚いものだとしたら


なんのために生まれたの

なんのために生きるの


急いで考えなくてはいけませんか


もしいるのなら
神さま
もうすこしだけ

わたしたちに時間をください


決して無駄にはしませんから












自由詩 気泡 Copyright ジュリエット 2012-08-26 11:39:32
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