夏のお花見
殿様が得る

打ち上がる場所が分からず仕方無く 浴衣娘を尾行してみる




手を繋ぐ恋人達の真似をして 傘を左に持ち替えたけど




大輪と小輪の花交互に見て やっぱり惚れているなと気付く




燃える花ざわめく声に破裂音 止まり切らない君への視線




君が降り閉まっていく自動ドア 二人の間をぷつりと切られ






短歌 夏のお花見 Copyright 殿様が得る 2012-08-20 05:11:39
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