白磁のひと
吉岡ペペロ

目のまえのきみを見つめていると

あんなに触れていたことが

夢のなかの出来事のように思えてきた

白磁を帯びたきみは

純潔につつまれて

どこまでもどこまでも美しかった


なにかに護られている

ひとのために命を尽くしているきみは

確実になにかに護られている


目のまえのきみを見つめていると

あんなに触れていたことが

夢のなかの出来事のように思えてきた

白磁を帯びたきみは

純潔につつまれて

どこまでもどこまでも美しかった






自由詩 白磁のひと Copyright 吉岡ペペロ 2012-08-14 00:04:17
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