STARDUST
小川麻由美
これほどまでに ミニスカートが似合う
ブロイラーに出会ったのは初めてだ
きっと あの脚が魅力的なんだ
彼女達は ギュウギュウづめ
不満の表情を浮かべているようには見えない
彼女達は早朝から やたら元気がいい
もうすぐ やってくる
儀式めいて タキシードを着た
彼女達の統率者が 食事を与えるのだ
計算されたメニュー
あんなにタキシードが似合うのだから
ダンスのパートナーとして
ドレスしか持っていない女性を迎えよう
踊りながら ブロイラーに
おじぎをするのは どうかしら
ドレスの汚れなんて気にしなくていい
星くずほどのドレスがあるから
ブロイラーだって
星くずほど居ると思う
ミニスカートだって
星くずほどあると思う
私は
伝説的星くずカウボーイとダンスをする
ヒュー ヒュー
ドゥドゥドゥ ドゥドゥ
オーレイ
自由詩
STARDUST
Copyright
小川麻由美
2012-08-04 06:19:56