おまえはほんとうにバカみたいに
しましま模様のドアを開けたがっている
痛いから苦しいのじゃなくて
何も見えていないからまた透明に当たってしまうんだよ
東神奈川の虹に頭を下げながらボールペンで書こう
そういえば、ありがとうって言いそびれたなって

知らないものがワケアリ顔でこっちをネトネトするのは怖いけど
どうにか耐えなきゃいけないよ
お箸でまぜた水あめは天国じゃスプーンでくるくる回すのだ
格子状に伸びた鉄塔から
怪獣みたいな煙が出ている

背が低い時に通った街灯の下の
おおまかな部分にしるしをつけて捨てよう
情けない顔をするのは得意だから
優しい人たちと一緒に行こうよ
だって何もしてくれないんだもの

テレビの内側でボリュームを上げて
君の声を閉じ込めておくよ

地球儀に立てた唐草の旗はとんでもなくひどかった