十三日の金曜日
TAT
土用の丑の今日思った事は
録画したテレビを観ながら感じた点は
『水と安全はタダじゃない』と常套句で叱られたモラトリアム時代は既に過ぎ
僕らは今や罠にかけられても戦う術も持たないガゼルの群れなんだなぁという事
そりゃあ食い物にされる訳だ
資本主義は美しいか?
僕は俺は私は
『まぁ美しいがおしなべて卑怯だし値が張りすぎる。それにヘロインや阿片のようだ』
とこれに答えたい
すき家の新しいCMを観て背骨が凍った
というのもとても美味しそうだったからだ
二百円で炊きたてごはんと熱々のみそ汁と生卵とたまごかけ醤油、(まぁ醤油みたいなもんは備え付けの備品みたいなもんだろうからカウントを自重するとしても)
あとシラスおろしも付いて来る。
こうなると誰がゴハン一杯で足りますか?という話になって
このメニューを組み上げた担当者は明らかにライスのおかわりを想定売上げに期待しているとしか言いようがない
かくて朝飯代は当初の二百円を悠々と越え
昼に購う煙草の銘柄のランクが下がる
勤勉でも
残虐でも
幸運でもない
ポーンは前に一つ進むだけ
愛した事も
殺した事も
赦した事もない
鳥人間コンテスト
飛距離には関係なく
全てティッシュで包まれてゴミ箱にゆく運命
だからこそ余計に燃えるし余計に沈むし無駄に裸足でコンクリートを駆け抜けるんだ
我々の中の誰ひとりとして
ロンサムジョージより長く生きられないのだから