ポイントいりません(スカイツリー)
モリマサ公

シガーロス3曲目

東京中の
男子が全員
「おれのスカイツリーはすごいぜえ」
とかいって
自分のすきな女子のなまえを
叫んでる

その
瞬間に
女子たちはみんな
「東京スカイツリーは」
「わたしのおちんちんだ」っていって
きら
きら
っとした瞳で
みんな空をみてる
「東京スカイツリーは」
「わたしのおちんちんだ」っていった
そのくちびるから
空にむかって
たれてく
よだれが
ひとすじ
またひとすじ
のびて
このはちみつ色の
とろとろの空気が
女子たち
みんなの
舌に絡みついてく
女子たちの
かみのけが
くねくね
くねりながら
くね
くね
のびて
女子たちの
からだから
ぜんぶ
骨が
ぬけて
ぐにゃぐにゃのまま
きらきらっとした
瞳で
「あたしのスカイツリーは」
「あたしのおちんちんだ」って
「あたしのスカイツリーは」
「あたしのおちんちんだ」って
なんども
なんども
いいながら
なんども
なんども
果てて

男子たちは全員
自分の好きな女子のなまえを
宝石
みたく
巻き散らしながら
なんども
なんども
「オレの世界ツリーは宇宙いちだぜえ」
「オレの世界ツリーは宇宙いちだぜえ」
って叫び
果てしなく
空にむかって
融合しながら
果てて
男子も女子も
全員
果てしなく
めぐりあい
銀河いち
融合しながら
果てて
果てていく



 
 


自由詩 ポイントいりません(スカイツリー) Copyright モリマサ公 2012-07-05 11:43:12
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