無題
ズー



僕の舌はあかくなり目の上のたんこぶで買い物ができる世界一有名な夜が明けると僕たちはそうだそうだと挨拶を交わし君はながくなった舌をふたつ折りにして嫁いでしまう産まれてくるのは人間みたいですとご祝儀袋を手にたんこぶを消費しながらなにもかも壊れやすくなった街は波のようで僕たちはそうだそうだと挨拶を交わし赤い舌の人が増えてお金に困らない街は波のようで産まれてくるのは人間みたいですとたんこぶで買い物ができる僕は夜が明けるとふたつ折りにして世界一有名になった花嫁姿の君の口に目の上を突っ込んだ人間みたいです。


自由詩 無題 Copyright ズー 2012-07-01 04:06:13
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