感無量
蒲生万寿

今ここにある世界
皆等しく居合わせた命

天地の間に
別け隔てなく
生を受け
その持てる力と未来を
目一杯その体に現し
静かに去っては
また戻る

常に去るものがある
常に来るものがある

それが生命であることを実感したならば
現在過去未来
大小善悪を越えて

ただひたすらに
感無量

それに尽きるばかり


自由詩 感無量 Copyright 蒲生万寿 2012-06-30 09:32:04
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