夕べ僕は落とし穴を掘っていた
梅昆布茶

夕べ僕はかわいい嫁さんをつかまえるために落とし穴をほっていたが
落ちていたのは中年の酔っ払いだったのでそのまま埋めてしまった
週刊誌の運勢をみたらあまりに悲惨なので世の中を憎んでいた

退屈でえんぴつを何本も折ってしまったし
女の子をふたりぐらいたべてしまった

海岸を歩いていたらおまわりさんに人相が悪いととがめられた
中国や韓国が生物兵器として送り込んできた直径2メートル重さ150キロの
エチゼンクラゲがなぐさめてくれたけれどともかく
実存的に哀し過ぎる夜だった

AKB48のあかるいデブ部門に柔道の塚田真希選手がノミネートされていないのは

日本国民の見識のなさを世界にしらしめてしまった歴史的汚点なのだが
ぼくいがいだれも気づいていないことが残念だ

ぼくはいまでも東京スカイツリーよりも
岡本太郎の太陽の塔を建てたほうが国会周辺の瘴気立ち込める魔風や
病める国の麻痺しきった中枢を覚醒させる意味でも革新的な意義深い税金の使いかただと思っている

僕の好きな氏のことばをいくつか....

”挑戦した不成功者には、再挑戦者としての新しい輝きが、約束されるだろうが、
挑戦を避けたまま、オリてしまったやつには、新しいじんせいなどはない。”

”愛の前で自分の損得を考えること自体ナンセンスだ。
そんな男は女を愛する資格はない。”

”情欲にながされるのはいい。
だけど、流されているという自覚を持つんだ。”

”いつでも愛はどちらかの方が深く、切ない。”

ある意味僕の人生はいつでも破綻しているが

でも君の人生が爆発しないように祈っている







自由詩 夕べ僕は落とし穴を掘っていた Copyright 梅昆布茶 2012-06-29 21:27:04
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