君はあの頃、友達だった
番田 


僕はもう、誰とも友達になることはできないのだ。はしゃいでいた頃が懐かしい。考えてみると、友達なんてものは薄っぺらな関係である。暇つぶしの道具に似ている。40歳にもなると、誰もが、一人でいる方が好きになるという。老齢ともなれば孫や子供にも会いたがらなくもなくなる。人間なんてものは、本来は孤独な生きものなのである。


自由詩 君はあの頃、友達だった Copyright 番田  2012-06-13 02:26:47
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