少女
ペポパンプ

笑った顔をして
こっちを向いている。
物悲しいようで
寂しいようで

誰にも見えない
少女は立って
消えていった。
霧の中に

公園の水飲みが
流れていた。
時計台の鐘が
鳴っていた。



自由詩 少女 Copyright ペポパンプ 2012-06-09 19:36:47
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