毒
永乃ゆち
萎れかけの彼岸花さえ毒を撒くこれほど美しい事はない
優しさと言う名の毒を飲み干してそれでも貴方を愛しています
海水を閉じ込めた瓶に毒と書きお守りにする さよなら人類
朝焼けが目に染みたんだ涙など毒にもならない武器にもならない
恋人が今朝死にましたわたくしは芥子を手折ってくらすだけです
短歌
毒
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永乃ゆち
2012-06-06 23:50:53