I hate you
ぶらっくす たん
あいしてる
あいしてる
あいしてる
貴方のことを
愛してる
かけがえのない
貴方を滅ぼしたい
ザクザクザクッと
して血の香り
月明かりに照らされてる歪んだ顔
その月はいつもより近くに見えて赤い
容赦もなにもなく
ザクザクザクザク
して
生暖かい反動
それは重く悲しく
そして気持ちよく
私のことをいっぱい愛したあなたの温度が空気となって包んでゆく
うめき声をもらしながら
つめたくなっていく
あいしてる
あいしてる
あいしてる
貴方のことを
あいしてる
かけがえのないあなたを滅ぼしたい
私の心の傷をひとつ残らず癒すために
ひとつのこらず
滅ぼしたい
誰もみていない場所で
星のきらめきにも気づかれることもなく
静かに滅ぼしたい
そしてあなたを滅ぼしたら
血の香りに包まれながら抱きしめて
眠っていたい
冷えたこの体を血のぬくもりで暖めていたい
あなたのなかの成分
ほしいものばかりつまってる
ただむさぼることにのみ集中して
何て僕は屑みたいなんだろう
だけど止まらない
あいしてる
あいしてる
あいしてる
あなたのことを
あいしてる
かけがえのないあなたを滅ぼしたい
あなたを滅ぼしたら
この世界にあなたという隙間ができる
そのとき
僕はどうしようもないくらいに
生きていられなくなるってわかっているのに
止まらない
愛が欲が滅びが破壊が。
理由なんていらないしどうでもいい
止まらない
何も聞こえない夜
あなたと私の息づかいと血の流れる音以外は
止まらない。