朝焼彩茜色

Baby 空の高さなんて
   気にせず見上げて欲しい

   太陽にも優しく
   眩しさを感じて欲しい

生まれながらの幸せに よそ見で零れる涙を
拾ってくれる人に 投げかける心を忘れずに

万人の鏡の空を 高さなんて
        低く見積もるのを止め

可能性の湾曲をサラリと吹く口笛で
時間の糧に 感謝と共に振り向く

切ない空気も 人の夢の儚さも
掬ってくれる人に求める 憧れを忘れずに

ちっぽけさを感じる胸の内に
丸みを重ねた塊の優しさを
知らせる 空の声

聴く耳を閉じても
声かけしてくれる きらきら流れる時間の糧に

煌きさを増す 空の川は
恋焦がれる 天の川より
低いところで 見守ってくれている

Baby あなどれない この星を
   君にあげる


全宇宙が小さな破片に見える 距離からでも
光年を時間に変えて

生きる美しさを届けてあげる


Baby あなどれない この星を
   君にあげる


自由詩Copyright 朝焼彩茜色 2012-05-15 12:20:31
notebook Home 戻る