裸の意図図(いとず)
朝焼彩茜色
裸に響く 裸体のデザイン
剥く皮などないくらい ほどかす
捻らす裸の骨組み ギシギシと
全本の骨 全粒の細胞 セルフィシュに泳ぐ
利己的に利口
誰の為の人差し指高らかに天を指すか
軽い鎧まとうくらいなら
裸に響かせ 心裸の意図図
うねらす筋肉の厚み 鼓動
赤き川 ナノの枝分かれまで
滝雪崩 止めることなど 我儘が許さず
エバを包むエゴ
誰の為の人差し指高らかに天を指すか
むなぎる心裸の積み上げられた
意志を飲み込んだ 裸に響く
皮を剥ききろ
垢抜けろ
色褪させない証を
魔が入ることなく間もなく 炎天下が
裸目掛けて 降り下す
誰の為の人差し指高らかに天を指すか
これで最後いつも最後
燃え続けた裸に下す結論は
燃え続けた裸のデザイン
意図 青写真を赤くぬったくる 図
意図せよ
皮を剥ききろ
稲妻のピーラーが炎天下の生まれる
心裸から静かに燃えながら
降り下す