生きる
ジュリエット



痛みを感じた左腕が

必死に
「生きたい、生きたい」と
赤い滴を流した

僕はそれを見て
「生きていること」を感じた

僕の左腕の生きた証を見る人の目は冷たく
僕はまた生きているのかわからなくなってしまうんだ

負の連鎖

まわりはそう言っても
僕は生きていたいから
いつか痛みが無くても「生きている」ことを感じられるまで
僕は全力で生きる

何を言われようと

生きる
生きる














自由詩 生きる Copyright ジュリエット 2012-05-05 22:25:37
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