長い昼休み
yamadahifumi

川の向こうに石を投げ
それが水面に反響するのを静かに見つめている
川の向こうには小学生くらいのちっちゃな女の子がいて
手を振ってやはりこちらを見ている
僕はその子まで届かせようと石を投げ続けるが・・・
それは決して届かない
白いタンポポがあの世のように咲き誇り
長い長い昼休みを僕は
そこでそうやって過ごした


自由詩 長い昼休み Copyright yamadahifumi 2012-05-04 18:27:32
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