藍について
梅昆布茶


ときどきは会いたいね
ところで思うんだけど

藍色の自分がいて
それは愛にもなれるし
遇いもつかめる

2音素のaiという母音は
子音を携えて色を変えてゆく
それがあなた

貝のようにおもったかもしれない
犀のようにゆうかんでもある
肺のように大気をじゅんかんさせ
ときにパイのように甘く
舞のように優雅

すべてあいいろのあなただ

だからぼくに藍の可能性を
教えてほしいの

ぼくはいつもそれを楽しみにしているんだもの


自由詩 藍について Copyright 梅昆布茶 2012-04-27 03:12:19
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