1
ズー



タマラ
おんなたちに
混じって
暮らしていたから
夜は
誓いの言葉を
忘れてしまった
見上げれば
黄色い星を
記した
10センチ四方の布に
耳鳴りがあたる
三日間
心のなかで叫んでいた
ブラボー!ブラボー!と
つまりそれは
こうだ
私は復習をしている
犬のようになって
おんなたちは
かばんは空にしなさい
着替えを渡されてから
言われた
夜を飛行する
あれは星、夜空を
爆撃したものが
遥か東の歩道に
ずらりと並ぶ
ゲート
窓越しに押す
涙がこぼれる
外にいきたい
タマラ
私は何の
病気かしら?
にぶい爆発音が
あそこまできている
キリスト教の
おんなたちに混じって
あの星を見てから
なんと長い
月日がたったことだろう
いま、また
咳をひとつ


自由詩 1 Copyright ズー 2012-04-23 00:21:42
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